マイケル・ジャクソン「スリラー」の歌詞で英語学習④ブリッジ

マイケル・ジャクソン
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前回の記事は2Aメロと2サビについてみてきました。

今回は、とっても大事なブリッジ部分。

おどろおどろしい物語の世界がよりくっきりと浮かび上がってきて楽しいです。

いぬ
いぬ

楽しみ~

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スリラーの歌詞解説

それでは早速、「スリラー」のブリッジの歌詞を見ていきましょう!

マイケル・ジャクソン「スリラー」の歌詞で英語学習:ブリッジ

マイケル・ジャクソンのスリラーの歌詞のブリッジ部分は以下のとおりです。

Night creatures call
And the dead start to walk 
in their masquerade

There's no escaping the jaws 
of the alien this time 
(they're open wide)

This is the end of your life, ooh

少しわかりにくいですが、ここでも一定間隔で同じ音を使って韻を踏んでいることが分かるかと思います。

いぬ
いぬ

音楽を聴けば色をつけた部分をゆっくり強めに発音してリズムを作っていることがわかるよ

call, walk, jaw:おー
masquerade, escape, alien:えい
time, wide, life:あい

早速、歌詞を解説していきます!

Night creatures call and the dead start to walk in their masquerade

ここの部分は、

●Night creatures call

●The dead start to walk in their masquerade

2つの文章からなっています。

順番に見ていきましょう。

最初の文の主語は「Night creatures」です。

night creaturesを検索すると、夜行性の生物や夜を好む現実&架空の生き物が出てきました。

night creatures…コウモリ、吸血鬼、狼男、フクロウなど

日本語でピタッとはまる単語は無いのですが、夜の廃墟とかにいそうなおどろおどろしい雰囲気の生物をまとめて「night creatures」と思っておけばいいでしょう。

動詞はcallです。

callは「呼ぶ」という意味ですが、「動物が鳴く」という意味もあるので、そうとらえるのが良いでしょう。

しかし、動物が鳴くという意味の動詞なら「cry」のほうが一般的です。

call」には、招集や呼び出しといった意味もあるので、ここでは夜の生き物たちが鳴いて招集をかけているニュアンスです。

次の文を見てみましょう。

The dead start to walk in their masquerade

ここの主語は、「the dead」です。

the+形容詞」で、「(形容詞)な人」という集合を表します。

例えば、

the rich=富裕層
the sick=病人
the young=若者

のように使います。

ここは「the dead」なので、「死人」「死んだ人」となります。

では、次を見ていきましょう。

start to walk in their masquerade

masquerade=仮面舞踏会、仮面パーティー

仮面パーティーって、少しおどろおどろしい雰囲気ありますよね。

死人たちがお墓から出て来て、ぞろぞろと歩きはじめる図が頭に浮かんできます。

Night creatures call
夜の生き物の呼びかけで

and the dead start to walk in their masquerade
死人たちが仮面舞踏会を歩きはじめる

There’s no escaping the jaws of the alien this time

There's no escaping the jaws of the alien this time

●escape:逃げる、脱出する、自由になる
●jaw:顎
●alien:エイリアン、宇宙人、異星人

There is no ーing:~することはことはできない

(例文)
There is no telling what will happen next.
次に何が起こるか予測することができない。

There is no coming back.
もう引き返すことはできない。

ここでは、

There's no escaping the jaws of the alien
エイリアンのあごから逃げることは不可能だ

となります。

いぬ
いぬ

「あごから逃げる」って少しわかりにくいけど、ようするに「食べよう」とするエイリアンから逃れるって意味だね

ちなみに、エイリアンは複数形なので、うじゃうじゃいるイメージです。

最後のthis timeは、「今回は」となります。

まとめるとこうなります。

There's no escaping the jaws of the alien this time
今度ばかりは エイリアンの顎から逃げることはできない

they’re open wide

they're open wide

ここは、コーラスで歌われる部分です。

主語のtheyは、先ほどでてきたjaws of the alien(エイリアンたちの顎)です。

いぬ
いぬ

口おっきく広げてるで~っておどかしに来てるね

they're open wide
顎を大きく開けている

This is the end of your life

This is the end of your life
いぬ
いぬ

人生終了のお知らせ

「スリラー」のブリッジ部分歌詞和訳まとめ

Night creatures call
夜の生き物の呼びかけで

and the dead start to walk in their masquerade
死人たちが仮面舞踏会を歩きはじめる

There's no escaping
逃げることは不可能だ

 the jaws of the alien
エイリアンたちの顎から

(they're open wide)
(大きく開いている)

This is the end of your life
これで君の人生は終わりだ

beast(獣)とかnight creature(夜の生き物)とかalien(エイリアン)とか出てきて面白いですね。

頭の中でどんどん世界観がふくらんでいく感じが、聴いていて楽しい曲です。

後半は少し恋愛っぽさも追加されます。

楽しんでいきましょう!

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